琵琶 双山敦郎 晴耕雨琵

琵琶プレーヤー双山敦郎のブログ

囲碁 応氏杯決勝をみて

一力遼棋聖応氏杯優勝

 

いやー、素晴らしい。

囲碁のニュースが「おすすめトレンド」ではなく 一般のトレンドで出てくるのは初めてみた気がする。

 

図書館で借りたヒカルの碁をきっかけにルール覚えたぐらいですが、

それがあったおかげで昨日の熱戦を楽しめたと思う。

逆転につぐ大逆転で、あんなことがあるんですね。

 

がしかし、

いやー、実況中継を観ていて言いたいことが百もある。

 

ちなみに、囲碁の実況は初めてで、

タイトル戦も一般棋戦も見たこと無し。

囲碁棋士も七冠達成の井山裕太さんと一力遼さんの二人だけしかお名前は存じ上げず。

野球でいうなら大谷とイチローしか知らないレベルですね。

そもそも語るのも烏滸がましいところですが、

そこは敢えて、お許しください。

 

 

私はどちらかというと、お隣の将棋の方が馴染みがありまして、

小さい頃に将棋教室に通っていて、

今では指すのは殆どしませんが、ライトな観る将です。

タイトル戦の決勝だけたまに観る感じでしょうか。

(推し同士の羽生九段と永瀬九段の王座戦挑戦者決定戦だけはみましたが。)

 

なので、今回初めて囲碁の実況というものを見たのですが

 

まじかこれは。

サービス精神がゼロに近い。

観づらい。

 

中継が盤面(デジタル)だけ。実際の盤面のカメラ無し。

対局者のカメラもない。

これが酷いのが、最初は対局者を写してると思ったら一力さんが微動だにしておらず、

暫くして静止画だと気づく。

 

静止画!

静止画って。

 

あと対局室、観葉植物が飾ってあるぐらいの、会議室というか役員室っぽい感じ。

一力棋聖の後ろにコカコーラのペットボトルっぽいのが映り込んでて

 

静止画ならせめて綺麗に撮ってもらいたい。

 

日本で繋いでるだろう解説も、解説してない時間が長い。

将棋だと入れ替わりで、基本的に常に解説してるけど、

デジタルの盤面だけ写してる時間が長い。

それだけで楽しめるレベルの人でないと楽しめない。

 

対局室が静止画なので せめて解説席は「映え」て欲しいのだけど、

これも会議室感のあるところに、無造作なポスターが貼ってあり

 

え?これ四年に一度だけの囲碁の頂点を決める決勝ですよね。

賞金40万ドルですよね。

ワールドカップで日本対ブラジルのジャイアントキリングをする場面ですよね

と思ってしまう。

 

この一番に

対局室の引き、盤面の真上、対局者のそれぞれの表情の見えるカメラ

対局者目線の盤面のカメラ、

最低6台は固定カメラで入れてくれよと

 

その上で動くカメラで手付きや微妙な表情は振り返りして欲しい。

 

 

あと、将棋では ちょくちょく

「初手からの振り返り」だったり 「昼休憩後の振り返り」をやりますが、

それがないから途中からだとよくわからない。

将棋だと女流棋士や記者が聞き手として 初心者向けの質問を敢えてしてくれるのですが

 

今回は九段と八段のダブル解説で

専門用語をさほど噛み砕くことなく進む。

 

あと対局室が静止画なものだから実際の様子がわからない。

 

対戦している謝さんの投了も日本ではわからず、棋譜の更新が止まっていることから

「これは多分投了ですか!」と推測して、相当タイムラグがあったのちに勝利を知る。

 

モールス信号の時代かと。

 

いやー、 麻雀のMリーグと 将棋のAbemaトーナメントをとりあえず観てほしい。

あと藤森哲也五段の全部金対全部銀の動画とか。

 

煽りのテロップ、

応援席・作戦会議での会話、

わかりやすい実況、 雰囲気のある会場とライティング、

デザイナーに依頼したウェア

かっこいいアイキャッチを差し込んだり

切り抜き動画、ショート動画

 

どれかできませんかね。

中継映像も、固定の画面分割ではなく、

適宜切り替えるかして欲しい。

検討中の盤と実際の盤もどっちかわからない。書いてあったのかもしれないけども。

スマホで見てると各画面が小さくて辛い。

(だからこそ静止画だと暫く気付かなかったのですが笑)

 

 

一力棋聖の優勝で 観る碁が増えるだろうから、

この千載一遇を