琵琶 双山敦郎 晴耕雨琵

琵琶プレーヤー双山敦郎のブログ

囲碁 応氏杯をみて、その2

囲碁の実況をみて囲碁の魅力を実感したことも多くあった

 

やはり世界戦

これは熱い。

サッカーもワールドカップしかみないし

野球もWBCしかみない

陸上や水泳もオリンピックでしかみない

逆にいうと世界戦はライト層でも盛り上がるわけで

 

この世界戦は問答無用で熱かった。

これは囲碁ならではの魅力。

 

そして、ワンチーム

解説してる蘇耀国九段は中国出身、林漢傑八段は台湾出身

その二人が一力棋聖が良い手を打つとハイタッチで喜ぶし

勝って抱き合うし。

 

なるほど日本棋院という同じリーグの仲間というチームなんだと

 

ラグビーチームのような気持ちよさを感じた。

 

19年ぶりの日本勢優勝というのも

19年前は台湾出身の張栩九段

日本国籍でいうと依田紀基棋士のテレビ囲碁アジア杯からは25年ぶりになるようですが

 

この「日本人」「25年ぶり」は少なくとも聞かなかったし

報道でも強調されてない。

これが気持ちがいい。

 

日本棋院所属というワンチームで国籍や出身超えて応援する雰囲気がよい。

 

あと、海外からの応援もよいですよね。

YouTubeのコメントにつく韓国語や中国語の祝福コメント

これは涙が出る(半年前にヒカルの碁を読んだだけなのに)。

 

実況も色々と言いましたけど

あの部室感は魅力の一つなのかもしれないですね。

特に逆転の少し前からの

蘇耀国九段と林漢傑八段のやりとりを見てください。

 

いいねが千個ついたので戻ってきてくれる林八段

甘い缶のココアを差し入れにしたら

カロリーを気にしながら 蘇さんが飲んで

 

その直後に逆転したので、験を担いでココアを飲み切るのが怖いと言ったり

「二目使っていいから落ち着いて考えて」と念を送ったり、

それが通じたので賞金1割欲しいと笑ったり

 

これは、ネットで全世界に中継されているんだろうか

というぐらいほのぼのしていて、

 

部室感があるというか

eスポーツや将棋なら、その差し入れのお茶がスポンサーだったりしますが、

画面に映すココアからは一円ももらってなさそうな(そこもよい)。

 

一力棋聖の勝ちが確定したときに

ルイボスティーとジンクスのココアで乾杯していて

笑えたし泣けた

 

なるほど、囲碁の実況は大きな部活だと思えばよいのか

女性棋士リーグの「会議室感」も

あの薄オレンジと灰緑の◯◯なウェアも、部活だと思えば全てが納得がいくのかもしれない。

 

というわけで

早速、近所の囲碁教室に体験で申し込む。

そんな人が多そう。