琵琶 双山敦郎 晴耕雨琵

琵琶プレーヤー双山敦郎のブログ

王座戦第4局

王座戦第4局の前日

「もし明日勝ったら、(永瀬王座がタイに戻せる)」
と将棋好きと話したら
「八冠になるな」とすかさず笑

 

なるほど
世の中的には藤井聡太の物語なので
主語は藤井君だったのか、と実感したのですが。

 

そんな王座戦
惜しすぎて振り返れなかったのですが、
少し落ち着いて振り返る。

 

いずれにせよ八冠はすごい。
おめでたい。全力で祝福したい。
そして二人の激闘を讃えたい。

 

そして永瀬さんの強さ。
藤井聡太のこれまでのタイトル戦の中で
やはり最も強かった。肉薄していた。


渡辺明羽生善治佐々木大地、伊藤匠の中で
最も「戦えていた」

 

藤井君が別格過ぎるのですが、
「人間最強」は永瀬さんだったと思う。

 

悔やまれるのが主催者によるタイトル戦の和装指定

 

いつものようにスーツ、ベスト姿で
着崩れや温度調整を気にせず指せていたら、
と思わずにはいられない。


1分将棋で衿元を直す仕草をしているのを見ていて
そんなことに脳メモリを使わせられているのが不憫で。

 

いや、八冠の偉業には微塵もケチをつける意味ではなく。

 

そのような「濁り」が出るからこそ
主催者も「和装指定」なんて無粋なことをするべきではなかった。

 

和装ってのは選択肢の一つだからこそ素晴らしいのであって
「ねばならない」となった瞬間に色褪せる。

 

海外にルーツを持った棋士が出た時を想定しても
和装指定のナンセンスさがわかる。

 

あとは正座


羽生さんが一時足を悪くしたのも
正座が原因と言われてますが。

 

将棋の純粋な勝負がみたいんであって
正座と和装を見たいわけじゃないのです。

 

もちろん正座と和装で力を発揮できる棋士もいるだろうから、
それは選択制でね。


片方正座で、片方は椅子という在り方もよい。いずれは車椅子の棋士も出てくるだろうし。

 

とまぁ、
見る将の立場で適当に。