琵琶 双山敦郎 晴耕雨琵

琵琶プレーヤー双山敦郎のブログ

和牛解散

 

ショックすぎて無いことにしてたのですが、
少し時間を置いたので振り返る。

いや、もったいない。
悲しい。


この喪失感はなんだろ、数あるミュージシャンの解散よりよほど大きい。

 

お笑いは色んな山や頂があるので一概には言えませんが
緻密さという頂では確実に超一流な漫才師だった。

 

M-1での伏線回収ブームも
元を辿れば麒麟になりますが
2017年のウェディングプランナーからの伏線回収は
あとの漫才師の「冒頭いったワードをもう一回いう」という安易な回収とは全然違う洗練されたものだった。

 

まぁ和牛が無双し続けたために
伏線回収よりもアドリブ感やノリにトレンドが移ったのも不運な話で。
しかし、一つのトレンドを作るコンビだった。

 

解散の何が悲しいって
和牛は二人の掛け算で飛躍的に魅力が増してるコンビで

たとえばマイケルジャクソンとミックジャガーのコラボ曲ありまして、
しかし大スター2人の共演は全く機能しておらず。
個のスター性があっても足し算がうまく行かない場合はあるんですが

 

和牛は、もちろん個の魅力はありますが
2人の掛け算で何倍にもブーストがかかっていたコンビだっただけに

 

ゾフィー解散やオジンオズボーン解散とは違う残念さが。

 

とはいえ、
もちろん2人がさらなる活躍をすることを祈るしかない。

映画 ブルージャイアント

映画 ブルージャイアン

 

映画館で観ねば、と思いながら
結局見逃してしまったところ

アマプラでレンタルできるようになったので観る。

 

なかなかよい。
懐かしい。
最初のJASS編はやはり面白い。

 

音楽漫画は音が鳴らないのが弱点なのですが
映像化のときは、「独創的な音楽」も「超越した演奏」も
実際に鳴らさないといけないという難しさもあり。

 

しかし
全曲良かった。

 

ロックとの対比も面白い。
メンバーが入れ替わるドライさや、
音楽ジャンルとしてのマイナーさ
伝統との闘いなど、

 

漫画で賛否両論ある
「成功した未来でのインタビュー」
これダサい演出なんですが、まぁそれもこの漫画家の魅力でもあるし、笑。

 

しかし、
ユキノリ君の事故が
やっぱり「ご都合」で。

 

石塚真一さん
『岳』のときに最終巻で壮絶なご都合主義で

あんまり信用してないのです。


またどこかで重要キャラを再起不能にするのでは、と。

 

まぁ、警戒しながらも
最高に面白いから読んでるのですが笑。

 

まだ田端でなら観れるっぽいので
映画館いこかなと。

王座戦第4局

王座戦第4局の前日

「もし明日勝ったら、(永瀬王座がタイに戻せる)」
と将棋好きと話したら
「八冠になるな」とすかさず笑

 

なるほど
世の中的には藤井聡太の物語なので
主語は藤井君だったのか、と実感したのですが。

 

そんな王座戦
惜しすぎて振り返れなかったのですが、
少し落ち着いて振り返る。

 

いずれにせよ八冠はすごい。
おめでたい。全力で祝福したい。
そして二人の激闘を讃えたい。

 

そして永瀬さんの強さ。
藤井聡太のこれまでのタイトル戦の中で
やはり最も強かった。肉薄していた。


渡辺明羽生善治佐々木大地、伊藤匠の中で
最も「戦えていた」

 

藤井君が別格過ぎるのですが、
「人間最強」は永瀬さんだったと思う。

 

悔やまれるのが主催者によるタイトル戦の和装指定

 

いつものようにスーツ、ベスト姿で
着崩れや温度調整を気にせず指せていたら、
と思わずにはいられない。


1分将棋で衿元を直す仕草をしているのを見ていて
そんなことに脳メモリを使わせられているのが不憫で。

 

いや、八冠の偉業には微塵もケチをつける意味ではなく。

 

そのような「濁り」が出るからこそ
主催者も「和装指定」なんて無粋なことをするべきではなかった。

 

和装ってのは選択肢の一つだからこそ素晴らしいのであって
「ねばならない」となった瞬間に色褪せる。

 

海外にルーツを持った棋士が出た時を想定しても
和装指定のナンセンスさがわかる。

 

あとは正座


羽生さんが一時足を悪くしたのも
正座が原因と言われてますが。

 

将棋の純粋な勝負がみたいんであって
正座と和装を見たいわけじゃないのです。

 

もちろん正座と和装で力を発揮できる棋士もいるだろうから、
それは選択制でね。


片方正座で、片方は椅子という在り方もよい。いずれは車椅子の棋士も出てくるだろうし。

 

とまぁ、
見る将の立場で適当に。

hide

hide

 

hideのロケットダイブのモノマネ対決をみて
久しぶりにhideを聴き直すと、全然古くない。

ロケットダイブも色々と工夫が詰まっていて、

 

hideは生粋のボーカリストではないため
音域も狭いし声量もない、
本当ならサビでキーとボリュームをあげて盛り上げたいところを
Bメロと同じ音域のママ盛り上げる工夫が随所に

 

だもんだから
高い音が出ない人も割とカラオケでhideを歌えるのですが
じゃあといっても、あんな風にカッコよくはならないのですが。

 

あとはファッション、
ビジュアル系は黒と白と相場は決まっているところを、あのカラフルな「かわいい」ファッションで、

今ではビジュアル系もかわいいセンスは認知されてますが、
当時はカワイイ=ダサい
という感覚だった。


往年のhyde君なんか、今見ると最高にカワイイのですが笑、
ファンがカワイイと鑑賞することはあっても
アーティスト側からカワイイを発信することはなかった。

 

そんな中でチェック柄のピンクスーツとか
パーカーの裾を手繰って持つしぐさとか

 

カワイイ=ダサい
の価値観を壊していく

 

GLAYのジローとか、SHAZNAとか
そのあとカワイイと言われることを嫌がらないアーティストが出てくるのも
hideの影響があった、のではないかなぁ(私見)。

 

hideのあとも
上手いアーティストやカッコいいアーティストはでてきますが
ファッションや生き方も含めて
価値観を提示できたアーティストはいるのか。

 

というと
なかなか類い稀なアーティストだった

あれから25年

琵琶の炊飯ジャー

先日旅行会社の方と話す機会がありまして、
「それじゃあ学生時代とか海外旅行とかよく行かれたんですか?」ときいたのですが、全然ないとのこと。

 

意外ですねといったら、

いや、一人で海外にバンバン行ける方が旅行会社に来たりしますが、合わないことも多いんですよ、と。

 

基本的に旅行会社は、ツアーにして航空チケットとホテルと、観光名所と、あと強制的に連れてかれるお土産屋さんと(笑)、
などなどをパッケージにして売るので、

 

そういった
一人でチケットとって、ホテルとって、計画練れる人とは
メンタリティが違う、とのこと。

 

なるほど、
ざっくりいうならば、
いちいちチケットや予約とらずに
楽して旅行いきたい、というのは
リュック背負って一人でアジア周る本格旅人からしたら
「ダサ」いわけですよ。「ダラシな」いともいう。

または、「もったいな」いとか。

 

その感覚が抜けないと、
その楽をしたいとか、手を抜きたいとか、
安心や安全とかの側からのアイディアが出てこない。


色々と面倒だったり、危険なことがあっても
「それが旅の醍醐味じゃないっすか!」という感覚になってしまう。

 

なるほど。
好きすぎると、むしろ気付けないサービスがあるわけか。

 

あと、同じ時期に競輪のくじの担当の方との話があり、

随分前からですが、競輪のくじを
ランダムで抽選番号を発行する、「当たるんです」というのがあるのです。

 

今までは競輪に賭ける人は
選手の調子や、コースとの相性や、チーム内の関係性を勉強するのですが、

その「当たるんです」はランダムですし、低確率なので、
競輪の知識ゼロで、宝くじ感覚で買える、という。

 

業界を盛り上げるときに
じゃあ選手プロフィールを厚くして、とか
自転車の魅力を伝えないと、と思いがちですが、

全く興味ない人に振り向いてもらう視点
これは没頭している人には気付けないんですよね。

 

自分が越えた障壁を
入門者にも当然越えて欲しいと要求してしまう。


この感覚が自分にあることを自覚して卒業して、

いかに楽して、わかりやすく、安く、手を抜いて始められるか、

 

炊飯ジャーや洗濯機が出た時に
姑と、あと夫サイドから猛反対が出たとプロジェクトXに描かれてましたが

 

炊飯ジャーや楽チンツアーパッケージやチャリロト。

 

もちろん本格路線で深める人がいてこそ、なのですが、

私は、炊飯ジャー(琵琶ストラップとか)に

取り組んでいきたい、と。

AIに琵琶のことを聞いてみた。

今流行りのchatGPTに

琵琶のことを聞いてみた。

 

質問:

琵琶のことを教えてください。

回答:

「琵琶(びわ)は、伝統的な日本の楽器で、約1300年の歴史を持ちます。中国の琵琶が伝えられたことが始まりで、日本では奈良時代に仏教音楽に取り入れられ、平安時代には雅楽能楽の伴奏楽器としても広く使われるようになりました。

琵琶は、木製の胴体に絹や羊皮の張り膜を張り、4本の弦を張った形状をしています。演奏する際には、弦を指で弾いたり、爪を使ったりして音を出します。琵琶は、高い音域から低い音域まで表現力豊かな音色を奏でることができます。

琵琶は、古典的な音楽の他にも、現代音楽やポップスにも取り入れられることがあります。また、琵琶の演奏者は、独特の技巧を持ち、独奏やアンサンブルなどで幅広く演奏されます。

最近では、伝統的な日本の文化を守るための取り組みもあり、琵琶の演奏や教育が活発化しています。」

 

なるほど、

なんだか妙な楽器が。

「絹や羊皮の張り膜」、

馬頭琴とごっちゃになっているっぽい笑。

 

細かな点では、琵琶を能楽に使ったという文献はないですし(使ったかもしれませんが)、

日本の琵琶は指や爪ではなく撥なので、

色々と勘違いしてそうですが。

 

割と一般的なイメージの範囲内な気もする。

 

なんだかAIに描いてもらった琵琶に近い

不思議な感触ですね。

f:id:tegeist:20230228204437p:image

 

次に、

琵琶を若い人に広める方法を聞いてみた。

 

回答:

「琵琶を若い人に広めるためには、次のような方法が考えられます。

演奏家や教師の積極的な活動:若い人が琵琶に興味を持つには、まず琵琶の魅力を伝える演奏や指導が必要です。演奏家や教師が定期的に公演やイベントを行い、若い人に琵琶の音色や魅力を伝えることが大切です。
学校での普及活動:学校での琵琶の普及活動も有効です。音楽の授業で琵琶を体験する機会を設けたり、琵琶の演奏会を学校で開催したりすることで、琵琶に触れる機会を増やすことができます。
SNS動画共有サイトでの情報発信:若い人が多く利用するSNS動画共有サイトを活用して、琵琶の情報発信を行うことも有効です。演奏動画や琵琶の魅力を紹介する動画を投稿したり、若い人が参加しやすい琵琶のイベント情報を発信することで、琵琶に興味を持つ若い人を増やすことができます。
琵琶の魅力をアピールする活動:琵琶が持つ魅力をアピールする活動を行うことも効果的です。琵琶が持つ歴史や文化的な背景を紹介したり、琵琶が使われている楽曲を紹介したりすることで、琵琶に対する興味を引き出すことができます。
以上のような方法を取り入れて、若い人に琵琶の魅力を伝えることができます。ただし、琵琶があまり馴染みのない若い世代にとっては、琵琶がどのような楽器であるかを理解してもらうことから始める必要があるかもしれません。」

 

 

おー、これはバッチリな気がする。

特に新しいことは言ってないけども、間違ったことも言ってない。

 

次に鶴田錦史先生について聞いてみる。

 

回答:

鶴田錦史(つるた きんし)は、日本の三味線、琵琶の演奏家でした。彼は1931年に東京で生まれ、幼少期から父親から琵琶を学びました。

鶴田錦史は、琵琶の演奏家として高い評価を受けており、独自の演奏スタイルを開発し、現代音楽や西洋音楽との融合に取り組んでいました。彼はまた、作曲家としても活躍し、多数の作品を残し、琵琶音楽の可能性を広げました。

鶴田錦史は、国内外で数多くの公演を行い、多くの人々に彼の音楽を聴かせました。また、彼は多くの弟子を育て、琵琶の次世代の演奏家たちに指導しました。

鶴田錦史の最も有名な演奏は、1967年に行われた作曲家・武満徹の「ノヴェンバー・ステップス」の初演であり、この演奏によって彼の演奏技術と琵琶の可能性が国際的に注目されるようになりました。

鶴田錦史は、2000年に亡くなりましたが、彼の音楽と彼が開発した琵琶の演奏スタイルは今でも多くの人々に愛され、琵琶音楽界に大きな影響を与えています。」

 

、、、

なんだか合ってることと合ってないことがごちゃ混ぜだけれども

妙な説得力が。

鶴田先生は北海道出身ですし、生没年や色々違うのですが、

なぜかノヴェンバーステップスは知ってるらしい、笑。

さすがは世界の武満徹でしょうか。

 

上手な詐欺師は

本当のことにちょっぴり嘘を混ぜるといいますが、

そんな感じの説得力が。

使い方次第では面白いですし、

多くの人が使うことで磨かれるので

 

是非とも皆さまでAIに琵琶のことを聞いてみてください笑。

 

 

王将戦第2局

腸内検査

 

藤井聡太王将vs羽生善治九段
王将戦第2局

 

YouTubeの無料配信がないので、
将棋プラスに加入して中継でみて、

最後の藤井王将の、トン死狙いの王手10連発を
全部間違えずに受け切るのがハラハラしてしまった。


逃げ方を一個間違えるだけで詰むという。

 

しかし、
藤井聡太君はものすごい顔に出るというか、
首に出るというか、

詰みがない、とわかって時点で項垂れて
羽生九段が二択を間違えなかったところで項垂れて

 

これは全部伝わってしまっているのではないかと笑。

 

さて、
そんなギリギリの攻防で羽生九段が勝ち
ヨンタテで負けることも覚悟していたので
まずは嬉しい。

 

この最強の藤井五冠
なんとかチートで勝てないかを考える。

 

小型の超音波の振動機を胸辺りに手術で埋め込んで
盤面を8二金、みたいなのを振動で伝える。


金属探知があるのですが、それは実際にプレートはめてるあたりにして
(そのために実際に怪我をしないとなりませんが)

 

あとは中継をみた協力者が電波で伝える。

 

ただ、この方法だと
中継がされるレベルまでは勝ち上がらないといけないので、
普通に自力が必要ですよね笑。

 

あとは協力者からバレるリスクがある。
さる作曲家なり、さる旧石器の研究者だったり、

 

協力者を介在せずにやるには
盤面を直接AIに伝えたい、


メガネに仕込むか、コンタクトレンズでできるか、

とかなんとか


また将棋好きの先輩と話していたら
お隣のチェスでは、既にそんな例があるらしく
今では腸内検査もするのだとか。

 

お尻に振動機を入れたり
なかには協力者が、椅子の場所をチェス盤に見立てて
協力者が座る位置で伝えたり、などなど。

 

コナンか!

 

こうなってくると
電波妨害装置を会場につけるしかない。

となると、CPU自体を身体に埋め込むしかなくなる。
それをやる闇医師が必要ですね。

 

そこから、
闇の手術があり、それを闇医師からバラすと脅されて、
メンテナンスができなくなって途端に勝てなくなるアマ名人、


しかしそこには娘の手術費の事情もあって、
薄々気付いた奥さんからの手弁当
そこにはかつて一番輝いていた時期の名局がノリ弁当で再現されていて、

 

そこから奮起して実力で編入試験を勝ち上がり、
なんとか勝ち上がったときに
自宅に警察官が訪れる。


一週間前の大雨で身元不明の死体が見つかっていた。

 

素直に応じる任意聴取
しかし、アマ名人は、老練の取調官(将棋好き)から
「2八金ですよね」
と言われる。


それは編入試験で解説席がどよめいた
人間には思いつかない手、

初めてAIの力を使った手だった。

 

全てが把握されたとわかったアマ名人は
静かに扇子を置いて投了を伝える。

 

面会にきた妻からは
ドナーが見つかったことと、
手術費の工面ができたことの報告

「金底の歩、岩よりも堅しよ」
と励まされて、更生を誓う。

 

みたいな展開が笑。